森 小児科医院
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2022.8.1
2022年7月からRSウイルスによる気管支炎が大流行中です。
コロナ感染者が流行している間、RSウイルス気管支炎は殆ど見られませんでした。
そのため、0歳から4歳くらいまでのお子さんはRSウイルスによる感染を経験せずに
成長され免疫が殆どない状態となっています。
発熱当初は、コロナ感染者と殆ど区別は付きませんが、咳がキツイのが特徴で、
ゼイゼイいうことが多いのですが最近はゼイゼイが殆どない方も見られます。
保育所は、何でも検査して貰えといいますが、本来、RSウイルスの検査は、
1歳未満、入院中の患者さん、シナジス注射の適応の方だけが保険の適応です。
小児科での検査は言い方は良くないですが病院へ紹介する目安として
サービスで実施することになります。保育所の方には気軽に検査してきて貰って
といわないようにして欲しいと思います。
コロナウイルスは、発症初期、また粘稠な鼻汁の子どもさんでは正確に
判定できないことも多いので、出来れば小さいお子さんはPCR検査が
良いと思いますが、数が多いのでどなたでもというようにはお請けできないのが
現状です。自己登録制度でも、5歳以下は対象にはなっていません。
注意が必要です。
何よりも、ご両親、ご家族が感染しないようにしていただくのが大切です。
一家全滅で感染したというケースが増えています。感染力は桁外れに強く、
マスコミで言われているほど軽症の方ばかりではありません。
あと1ヶ月は続くでしょうが、国が仁流を抑えませんので6波のようにストンと
は下がらず、高止まりが2ヶ月くらい続くのではと思いますので一層の注意が
必要ですし、2回目3回目の感染も出てきています。



クラリスロマイシン耐性のマイコプラズマ感染が
未だに多く見られます。学童や成人でも
しつこい咳は要注意です。また、従来使用されてきた
マクロライドに耐性のものが多いので、
必ず、小児科、内科に受診ください。
鼻が出ているだけで抗生物質は子供には大問題です。
結構、悪化してから受診される方が多いようですので
抗生物質の内服には注意が必要です。



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