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TOPページ > 医療トピックス >Vol.13 アトピー性皮膚炎について1

子どものケア・子育てコラム

 アトピー性皮膚炎という言葉は良く聞かれると思いますが、正確な診断は難しいことも多いものです。

 アトピー性皮膚炎は、悪くなったり、良くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な症状とする疾患で、患者さんの多くは、家族や自分自身に、ぜんそくやアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎の一つ以上を持っていることが多いのです。

 良くなったり悪くなったりという症状の変化は、乳幼児では判断が難しいのですが、乳児では2ヶ月以上、それ以上の人は6ヶ月以上続いている場合を言います。生まれて間無しの赤ちゃんは、脂漏性湿疹や乳児期の一過性の湿疹の場合もあり、すぐに、アトピー性皮膚炎とは言えないことが多いので、湿疹があるからアトピー性皮膚炎とすぐに心配する必要はありません。小児科で経過を見て貰うようにしましょう。

 

 お母さん方が考えておられるアトピー性皮膚炎は必ず治ります。きっちりと治療をすれば、1ヶ月もあれば良くなります。ただ、アトピー性皮膚炎の患者さんは皮膚が弱いので、しっかりと皮膚の手入れをすることが大切です。肌荒れ程度になるとすぐ皮膚の手入れもされなくなるので、また悪化した、あわてて軟膏を塗るとまた良くなったと言うことを繰り返してしまうので、慢性化してしまうのです。ケアを怠ると時々アトピーが顔をのぞかせるかも知れません。

とくに、小さいうちは、自分でケアが出来ませんのでお母さんが、お子さんが自分でケアできるようになるまで、丁寧に教えてあげることも大切です。

 アトピー性皮膚炎を悪くするものは?

・食べ物  ・汗  ・機械的な刺激(掻くことも含む)

・細菌や真菌  ・ストレス

などがあります。出来るだけ避けるようにしましょう。


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