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子どものケア・子育てコラム


ヒブワクチンてなに?

 最近、テレビや新聞などでヒブワクチンが取り上げられています。今まで聞いたことのないワクチンですが、どんなものなのでしょうか。インフルエンザ菌(Haemophilus Influenzae)は小児の感染症の中でも重要な菌です。インフルエンザという名前ですが、冬季に流行するいわゆるインフルエンザウイルスとは全く別のものです。小さな子どもさんが感染すると、化膿性髄膜炎や菌血症を引き起こし、命取りになったり、運よく助かっても、重篤な後遺症を残すことが多いために、ワクチンが開発され、欧米では、乳児期から接種が義務づけられています。インフルエンザ菌には、aからfまで6種の菌の型があり、重篤な症状を引き起こすのはb型の菌ですので、HIB(ヒブ)ワクチンといわれています。


 昨年の末から、日本でもワクチンが販売されるようになりましたが、絶対数が不足しており、希望される患者さんも多いので、ワクチンが手に入らない状況です。現在、ご希望を受けてから、メーカーに申し込み、承認を受けてから、メーカーから納品されるという手順が必要です。
また、希望者が多いために、病院、診療所別で、予約できる数が制限されています。そのために、4月現在でご予約をいただいても、納入されるのは、秋から年末以降になっています。どこで、ご予約されても同じような状況だと思います。
なお、ワクチンの接種回数が年齢で異なります。
2ヶ月〜7ヶ月の乳児は 最初に4〜8週間隔で3回 1年後に1回の計4回
7ヶ月〜1才 の乳児は 最初に4〜8週間隔で2回 1年後に1回の計3回
1才以上    幼児は 1回接種
になっています。
料金は自費ですので、医療機関毎に異なりますので、お問い合わせの上
接種を予約されると良いでしょう。


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