森 小児科医院
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今月の話題


平成30年は、関東を中心に風疹が流行しました。
感染した人は、30代後半から50歳までの男性が大半でした。

何故でしょうか?

実は、同じようなことが4,5年ごとに起こっています。4年前にも同じことを書いていました。我が国の予防接種行政があまりにも貧困だからです。かつて、風疹の流行で沢山の妊婦さんが感染し、先天性風疹症候群にかかった子供さんが大勢おられました。
風疹ワクチンの重要性を小児科医、産科医は訴えてきましたが、昭和52年から女子中学生を対象に風疹ワクチンの接種が実施されました。麻疹ワクチンは昭和53年に1歳から7歳半のこどもを対象に定期化されましたが、平成7年からようやくそれまで一度も風疹や麻疹ワクチンを接種していない男女を対象に接種が行われるようになりました。ただ、対象年齢を細かく規定していたために、接種率は低迷し、平成13年に全年齢を対象にMRワクチンの2回接種を2年間実施。それでも、一度しか接種していない人や接種をしていない人が沢山おられます。
今回、平成25年の風疹の流行に引き続き再び風疹の流行が発生したのを受けて、
39歳から56歳の男性に抗体検査とワクチン接種を原則無料にするとしました。それも3年間に限りです。

ワクチン接種を受ける機会を逃した女性や抗体が低下している女性については対象外です。(自治体が費用補助をしていますが)
本来はすべての人たちに接種を勧めるべきであり、麻疹についても接種を勧めるべきだと思います。(麻疹も一昨年成人を中心に流行しました)

期間を区切ったり年齢や対象を限定したりせず、すべての人たちに十分な接種機会を提供するのが国の役目であり、国民を感染症から守る大切な役目だと思います。


健康被害の発生から、子宮頚癌のワクチンは、接種の勧奨を控えることとなっています。しかし、子宮頸がんの発生をワクチン接種が低下させることは先進国では明白となっています。国が正確な副反応調査を行わないことが混迷を深めています。
現在は、接種を控える方が多いですが、大切さを理解して接種をされる方もおられます。
また、風しんの流行はおさまりましたが、しっかりワクチン接種をしていないと、再び5〜6年で流行しますので注意が必要です。行政では、風しんワクチン接種の費用助成を行っています抗体検査を実施して陰性の方は、予防接種の対象となり補助が出ます。ご相談ください。妊娠しておられる方の配偶者の検査も費用補助が出ます。
定期化された予防接種は、予診表が行政から送付されますが、お手元にないと接種できません。
ワクチンの予約は、インターネットでも可能です。
従来とおり、電話での診察、ワクチン接種のご予約もできますのでお電話でご予約ください。
申し訳ありませんが、予防接種のご予約はお電話かネットでお願いします