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コロナ感染で次々新しいウイルスが発見され成人のコロナ感染が拡大しているようです。高齢者の死亡も増加しているようです。当院でも両親から感染したお子さんが受診されたり、高校生から、中学生、小学校高学年へと拡大してきています。中、高校生でも倦怠感、頭痛のきつい方もおられます。罹らない方が良いのは明白です。行動制限解除となり日常が戻ったと楽しんでいても感染対策は忘れずにいて下さい。

9月に入って少し落ち着いているように思います。現在のウイルス株はXBB系統に置き換わっていますが、E.G.5系に置き換わって感染拡大しているようです。この1年に感染した人が再度感染している例もあります。一度感染したから大丈夫と思わずに注意をして下さい。感染者数の把握が難しくなりました。京都市内では多くの成人が受診し、陽性率が5〜60%という地域もあります。最近は、乙訓地区でも定点当たり10を切っていますが減少傾向まではいっていません。自宅での検査で陽性で医療機関を受診していない方や検査を拒否するような方もあり、こういう方は下熱したら直ぐに仕事をする場合もあるようで、感染拡大が心配です。

若い方から家庭内感染、学校や医療施設、介護施設で働く方へと感染し、高齢者へと拡散し、高齢者が重症化することも多いことを知っていただきたいと思います。

過剰に心配されている方とのんきすぎて困る方に分かれてきている様に思います。少なくとも、マスクや手指消毒はしたほうが感染しにくいのは事実です。特にマスクは感染防止には効果がありますし、手洗いは夏の感染症や食中毒防止には有効です。コロナ感染以外の感染症も念頭に対応をされることが大切です。


また5才未満のお子さんのマスクは不要と思いますし運動時や熱い季節の外遊びではマスクはしないほうがよいと思います。 マスクは、鼻を覆うのが大切で顎にマスクをしても意味がありません。不織布で鼻をしっかり覆うことで感染予防にもつながります。
適切な情報を精確に知り正しく恐れることが大切です。

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