治療方針

小児科は子どもの成長を考慮した診療が必要です。
子どもさんがはなをだしたり咳をし始めたりするのはウイルス感染によるものが大半です。年齢が上になるとアレルギーによるものの可能性もありますが、こどもの治癒力を活かした治療が必要です。細菌感染症が疑われない限り抗生剤は必要ないどころか害になることが多く、厚労省も必要のない抗生物質の投与をしないよう呼びかけています。発熱や鼻がでたら抗生剤というのはこどもにとってだけでなく耐性菌が増加する要因にもなりますので避けたいものです。
アレルギー疾患も小児科ではよくみられる疾患で治療方法も共通です。
また、高血圧など生活習慣病には、塩分減量、運動、栄養のバランスをとることが大切ですし、小さいときからの取り組みが大切です。薬剤に頼りすぎない治療を目指しています。ご家族全員で取り組むことがこどもの将来の健康に一番大切だと思います。

診療予約などについて

  1. 保険診療など
    予約サイトでのご予約も可能ですが予約の間に診察もできるようにしております。予約が一杯でも少しお待ちいただくかもしれませんが診察できますのでご来院ください。
    ただし、現在は発熱の方は発熱外来での予約になりますのでお電話の上ご来院ください。
  2. 予防接種について  
    予防接種はすべて、前日までのご予約が必要です。また、インフルエンザワクチンはお電話のみでの予約です。
    ●コロナワクチンについて
    現在、全く初めての接種の方は1価ワクチンを2回接種後2価ワクチンを追加となります。集団接種会場も少なくなっておりますので必要な方はご相談ください。
    ●HPVワクチン
    HPVワクチンは、現在キャッチアップ接種が実施されておりますので対象年齢の方は接種されることをお勧めします。
    令和5年4月より、9価ワクチンが接種可能となりました。15歳未満の方は、6か月間隔での2回接種となります。既に他のワクチンで接種開始された方もお問い合わせください。
    ●日本脳炎ワクチン
    ワクチン供給は正常化しました。接種期限の迫っている方は早めに接種ください。
  3. インフルエンザワクチンについて
    毎年10月2週くらいからの予約になります。インフルエンザワクチンはお電話での予約のみ受け付けておりますのでご了承ください。全くの初診は受け付けておりません。
  4. 心臓検診について
    毎日実施しておりますが検査に時間をとりますのでご予約がないと他の患者さんにお待ちいただく事になりますので当日受診されても検査は出来ません。 必ず前日までにご予約ください。

よくあるお問い合わせ

投薬について

当院は院外処方となっております。どちらの薬局でも処方が出来ますので、ご希望の薬局をご指定いただいて結構です。

7ヶ月ですがはわずにたちたがります。だいじょうぶでしょうか?

子どもの発達は、首がすわり、寝返りし、はいはいし、つかまりだちして、つたい歩き、そして一人で立って、歩くようになります。
それでも、子どもさんによっては、あまり這い這いせずにつかまり立ちしたり、お座りの姿勢で移動したりと、色々違いがあります。順番に成長していくのが理想的ですが、間をぬかして発達することはよくあることです。自分で、次の段階へすすんでいるのなら、体の発達に合わせてのことですので心配はいりません。ムリやりにさせていなければ問題ないと思ってください。

育児書とおりに育てないといけませんか?

当院での乳児健診や長岡京市や大山崎町の乳児健診でも多い質問です。
育児書は、多くの人たちの悩みを解消するために、標準的なことがかかれています。
こどもさんが10人、100人いれば、極端に言えば全て、性格も発達も異なります。100人が100人同じ発達や性格だったら怖い物があります。
人は人、わが子はわが子の発育を示します。よそのお子さんと比べる必要はありませんが、心配なときには、小児科の先生に相談してください。

近所のお医者さんは、小児科、内科などいろいろ看板にありますが、小児科の専門の医者はどうして見分けますか?

日本は、医師免許があれば、開業するときに何科を標榜しても良いことになっています。
でも、たくさん診療科が並んでいても、一番最初に書いてあるものがその先生のメインの診療科と考えてもらえばよいでしょう。一番自身のある診療科を最初にあげられていることがほとんどです。内科、小児科・・・とあれば、内科の先生が小児科も見ておられる。小児科、内科なら小児科医が内科の患者さんも見ているということです。
上手に、判断して受診されると良いでしょう。