小児科は子どもの成長を考慮した診療が必要です。
子どもさんがはなをだしたり咳をし始めたりするのはウイルス感染によるものが大半です。年齢が上になるとアレルギーによるものの可能性もありますが、こどもの治癒力を活かした治療が必要です。細菌感染症が疑われない限り抗生剤は必要ないどころか害になることが多く、厚労省も必要のない抗生物質の投与をしないよう呼びかけています。発熱や鼻がでたら抗生剤というのはこどもにとってだけでなく耐性菌が増加する要因にもなりますので避けたいものです。
アレルギー疾患も小児科ではよくみられる疾患で治療方法も共通です。
また、高血圧など生活習慣病には、塩分減量、運動、栄養のバランスをとることが大切ですし、小さいときからの取り組みが大切です。薬剤に頼りすぎない治療を目指しています。ご家族全員で取り組むことがこどもの将来の健康に一番大切だと思います。