HPVワクチンについて

 

今年1月から、子宮勁がん予防ワクチン(HPVワクチン)の公費助成による無料接種が始まりました。

すでに、多くの情報があり、概ねの内容についてはご存じかも知れませんが、2,3の注意点を掲載しておきます。

☆子宮けいがんはウイルスが原因!!

 ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することでかかる病気であることが
わかってきました。このウイルスは、
性交渉で感染しますので、性交渉の経験を
持つ前に、予防接種をして感染を防ぐことが子宮けいがんの予防に役立つことに
なります。

☆ワクチンを接種すると子宮頸がんに絶対かからない?

 ヒトパピローマウイルスにもいろいろ種類があります。HPV16型と18型の
二つががんの67%に発見されたというデータに基づき、
ワクチンにはこの2種類の
ワクチンが入っています。従って、予防接種をしても、子宮頸がんが
100%防げる
のではなく、
およそ6〜70%の人が将来HPVに感染するのを防ぐことが出来ると
言うことです。免疫は当然、年数が経つとともに低下しますので
追加免疫を与える
ことも必要だと思います。
また、9月から新しいワクチンが使用できる事になりそうです。こちらのワクチンは、
先のHPV16型と18型に加えて、
尖圭コンジローマの原因ウイルスである611型を加
えた4 価ワクチンがそれです。子宮頚癌予防に関しては、両者に差はないといわれています。

☆これで検診は受けなくても良くなる?

 ワクチンでは100%防げるのではないと言いました。ワクチンで防ぎきれなかった
病変を早く見つけて治療するために、
子宮けいがん検診は必要です。この機会に、
親子で検診の話をして、自分たちの病気は自分たちで検診を受け早期発見、
早期治療に
つなげるようにして、確実に自分たちの体を守るようにしましょう。病気は子宮がん
だけではありません。
きちっと検診を受け、健康管理をすることが大切です。

☆何歳でワクチンを受けるのがよいの

 性交渉の始まる前に接種することが大切です。現在は、中学1年生から高校1年生が
公費助成の対象になっています。
中学生で接種することが理想ですが、成人女性でも
意義はあると思われます。では何歳までにうてばよいのでしょう。

答えるのは難しいのですが、45歳までに接種することが推奨されています。

☆副作用について

100人に2人くらいの方が発熱します。また、8割程度の方が接種部位の痛みや腫れを訴えられます。
一部で、ワクチンを接種すると妊娠しにくくなるという噂が出ているようですが根拠のないデマです。惑わされずに、接種してください。