手足口病てなに?
手足口病
夏かぜの一種でその名の通り発熱とともに、四肢末端と口腔粘膜に水疱性発疹がみられます。原因ウイルスは、コクサッキーA16型やエンテロウイルス71型で、飛沫・経口感染します。春から夏にかけて流行します。
ウイルスの違いにより二度三度かかることもあります。
潜伏期間は3−7日間です。症状は、まず、口の痛みを訴え、発熱は、1−3日間程度です。合併症として、ときに、無菌性髄膜炎や心筋炎などがありますので、急性期は安静にしておいてください。
特にこの夏流行中の手足口病は重症化する傾向が強いようです。発熱がある場合には、登園、登校はしないで自宅で安静にしていてください。
発熱・発疹(手、足、口、尻、膝などにでます)等の症状のあるときは、出席停止となります。患者さん、不顕性感染者とも約1カ月ウイルスを排出しますので、隔離の意味はなく、患者さんの症状が回復すれば、出席停止を解除します。
おおむね、11−12才未満の人が感染しますが、まれに成人でも感染します。
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