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TOPページ > 医療トピックス >Vol.18 リンゴ病について


医療トピックス


リンゴ病てなに?

 

リンゴ病(伝染性紅斑)   

 

 

かつては、初夏から初秋に流行すると言われた12歳未満の子どもが感染するウイルス性の感染症です。ヒトパルボウイルスB19というウイルスによる経気道的な飛沫感染です。潜伏期間は4〜20日くらいといわれ、感染初期には、軽い発熱や倦怠感など軽い感冒症状がありますが、ほとんど気づかずに経過し、その後1週間程度の無症状期を経て、最終症状として、四肢や体幹に網目状の発疹が、そしてリンゴ病(かつての子どもが冬にほほを真っ赤にしてリンゴッ子と呼ばれたことに由来)と呼ばれるように、両頬が左右対称に真っ赤になり少しはれぼったくなります。さわると熱感があります。その後4〜5日で消褪します。ウイルスが排泄されるのは(免疫が正常の患者では)特徴的な発疹が出現するよりも1週間程度前までなので、発疹が出て気づいた頃には、感染力はほとんど無いと言われています。従って、学校や保育所を休む必要はありません。ただ、絶対に感染しないとは言い難いので、妊婦には接触しない方がよいといわれています。

成人でも小さい頃にかかっていないと感染します。感染7日目ごろから発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などの非特異的症状がみられます。

特に治療はありませんので、小児科で診断をしてもらって通学などするようにしてください。

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